山口達也メンバー(46)が起こした女子高校生への強制わいせつ事件で、同メンバーたを除く「TOKIO」の4人が記者会見を開いたが、和田アキ子さん(68)は「何の会見か分からなかった」と疑問を呈した。
「自分たちは頑張りますということなんだから、それでいい」として、連日メディアで報じられること自体に否定的な姿勢を示している。
「なんで終わりにしないの?」
和田さんの冠ラジオ「ゴッドアフタヌーンアッコのいいかげんに1000回」(ニッポン放送)2018年5月5日放送回では、2日に開かれたTOKIO4人の会見を短く報道。山口メンバーがリーダーの城島茂さん(47)に辞表を出したが保留されていることなど、会見で明かされた内容を垣花(かきはな)正アナウンサー(46)が伝えた。
すると和田さんは「しかし...」と言って溜め息を吐き、
「まだこのTOKIOの会見のこと引っ張るかな。なんでだろう? 何がいけないの? なんで終わりにしないの?」
と連日の報道に辟易としているようだった。
事件が明るみに出たのは4月25日。垣花アナは「週末をひと区切りとするなら、先週の土日で終わってもよさそうなところを、今週水曜日に4人で会見しましたから、今週も継続しますよね」と話したが、和田さんは再度「はあ...一人の男が犯した罪を、4人の男が平身低頭。会見1時間半ね」と、げんなり。過去の事件を引き合いに釘を刺した。
「事件は事件。こんなところでいろんな人の名前がまた出てくるのは嫌だけど、小出恵介君とか、昔でいうと『極楽とんぼ』の山本(圭壱)なんかは(復帰まで)10年もかかってるんですよ。事件は事件として、ある意味ほっといてあげるのも加害者・被害者含めて人としての優しさのような気がする」
また、山口メンバーの活動について「事務所が無期限の謹慎にして、番組も降板があったり、見合わせとか調整とかしたり。見合わせってことは、また出てくることを示唆しているのかな」と推測。垣花アナが「降板と言い切らないところに、何か事務所に対する放送局側の...」と答えると、和田さんは「忖度?」と割って入った。垣花アナは「忖度があるんじゃないかという気もします」と続いた。
「芸能村の甘さみたいな物を感じる」
一方、他の4人は活動について会見で、迷った挙句、与えられた仕事を全うするのが「プロ」との考えから継続を表明。だが、こうした宣言も和田さんは「TOKIOがここまで言わなくても、自分たち個々で仕事やってるわけだから。TOKIOとしてやるならどうかと思うけど、個々の仕事には何も言わないでいいんじゃないですか」との意見だ。
会見では特段の発表がなかったことから、
「何の会見か分からなかった。TOKIOは仕事をやりやすく、自分たちは頑張りますということなんだから、それでいいんじゃないの?という感じなんだけど」
と、和田さんは会見そのものに疑問。「明日どうなるんだろう。『おまかせ』がちょっと難しい」と、日曜の冠番組「アッコにおまかせ」(TBS系)での扱いに頭を抱えている。
こうした発言にインターネット掲示板では、「ほっといてあげるのはある意味正しい 被害者も何でもなかった日常に戻りたいだろうよ マスコミがいつまでも同じネタでうるさい」と同調する意見もあるが、
「加害者はほっておいたらだめだろう」
「犯罪と犯罪者を叩かないってのは、そりゃヤバイ世界の話だねえ」
「こういうのは被害者に対して言う言葉 まだ大して時間も経ってない加害者に『優しさ』って身内を庇い合う芸能村の甘さみたいな物を感じる」
と反発も多い。和田さんがワイドショー番組で、政治家や官僚の不祥事を批判してきたことから、
「その調子で福田(淳一・前財務)事務次官も擁護してやれよ」
「政治家は徹底的に叩いてタレントは論点ズラして擁護」
といった皮肉も少なくなかった。