「長瀬は天然なのか」――? 強制わいせつ事件を起こした山口達也メンバー(46)以外の「TOKIO」4人が2018年5月2日、謝罪と今後の活動について語るために記者会見したが、長瀬智也さん(39)は色々な角度から注目されることになった。
山口メンバーの事件と書類送検が発覚したのは4月25日で、会見はちょうど1週間の節目の日。この日までのことについて、それぞれに問われた時のことだった。
4人4様の回答、垣間見えた性格
リーダーの城島茂さん(47)は、「正直4月30日に5人全員がそろうまで、何がどうなっているか分からず、スポーツ紙やテレビのゲストコメンテーターの方の、批判も含めたご意見を聞いていました」と自身らへの批判を受け止めた。また「正直、太一の心労、自分の番組で自分のことや自分のグループのメンバーのことを言わないといけない」と、帯番組「ビビット」(TBS系)でMCをつとめ、山口メンバーよりも先に公に謝罪することになった国分太一さん(43)を労った。
松岡昌宏さん(41)は「この1週間、被害にあわれた方とその親御さんはどういう気持ちなんだろうと思いました。自分だったら、絶対許さないと思います」と、無理矢理キスなどを迫られた被害者の女子高校生を慮った。また、ジャニーズ事務所の各タレントが情報番組で事件について述べざるを得ない状況にあったことから、「言いたくもないであろう後輩もコメントしないといけない場面が多々ありました。こんな情けない先輩をもって申し訳ない気持ちでした」と、やり切れなさをにじませた。
国分さんは、「複雑な気持ちがたくさん出た1週間でした。毎日のように山口、そして自分達のことで、いろんな方にアドバイスをもらいました。逃げ出したくなることもありました」と苦しさを明かしつつ、「でも今やっている仕事は、逃げてはいけない仕事だと思います。いろんな番組でこの報道が出ると思いますが、それをひっくるめて今のTOKIOなんだと思っています」と受け入れる姿勢を示した。
一方の長瀬さんは、
「事態を知って、そのまま次の現場へ向かって、次の日も海外で仕事だったもので、彼(山口メンバー)の会見を見て、空港に向かい、同行するスタッフの方に謝罪をさせていただき、現地で撮影しながら、いろんな報道を見ながら、いろんな気持ちになりました」
と発言。3人が複雑な胸中を明かす中、「どこで何をしていたか」を述べていったため、ツイッター上では
「長瀬って本当の本気で天然なんだなあ」
「長瀬くん、1週間の行動を発表してた...」
「彼はね、 この1週間、どのようにお過ごしになられましたか?って聞かれて、普通に自分のお仕事のスケジュールを答えてたんだよ?」
「『この1週間どう過ごしたか』みたいな質問に『空港に行って現地に着いて撮影をした』って答えた長瀬に癒された」
と「天然」ぶりを感じるユーザーが続出した。
そんな長瀬さんだが、被害者への配慮やバンドとしての今後については、他のメンバー以上に踏み込んだ「思い」が言葉にあふれた。
「TOKIOの楽曲は、彼ひとつの音がないと全く形にならない」
山口メンバーの行いに、「大人として、一人の男として、このような道を行くことは決して許されることではありません」と断罪。「被害者の方に純粋な気持ちがあったと思うと胸が苦しいです」と寄り添いながら、
「なので、被害者の方を責めたり特定したりするような人が出ないことを心から願っています」
と、一部ネット上で女子高生へのバッシングが出ている状況を諫めた。
また、山口メンバーの存在の大きさについても、「ロックバンド・TOKIO」におけるベーシストの観点から語っている。
「僕らは23年間バンドでやってきました。ひとつの音がなくなってしまうということは、そういうことなんだと思います。TOKIOの楽曲は、彼ひとつの音がないと全く形にならない」
こうした長瀬さんの言葉はツイッター上でも
「長瀬の男気に(泣)」
「この会見で最重要なことは、何よりも長瀬くんの被害者の特定や被害者への中傷はやめて、という言葉だと思う」
「長瀬くんの純粋さと天然ボケっぷりが大好きなんだけどそんな彼が『被害者の方を特定したりする人が出ないことを願います』って発言したのツラすぎる」
「長瀬くん『ひとつの音がなくなる』という言葉が響く」
といった反響があがっていた。