人気野球ゲームのシリーズ最新作「実況パワフルプロ野球2018」に、購入者から不満の声が相次いでいる。選手の能力が試合に反映されなかったり、特定の条件下で画面がフリーズしたりする「バグ」(不具合)が存在するためだ。
「パワプロ」シリーズの公式ツイッターアカウントには、苦情のリプライ(返信)が殺到。いわゆる炎上状態となっている。発売元のコナミは取材に対し「制作チームが全力で解決に向けて取り組んでいる」などと説明した。
パワプロ公式ツイッターは「炎上」
2018年4月26日に発売された「実況パワフルプロ野球2018」は、シリーズでは2年ぶりとなるナンバリングタイトル。メーカー希望小売価格はPS4版が7980円(税別)、PS Vita版が6980円(同)だ。
野球選手を育成する人気モード「サクセス」のキャラクターボイス導入や、VR(仮想現実)モードの搭載。このように、シリーズ初となる要素も多かった同作だけに、ファンの間では発売前から期待の声が広がっていた。
だが、ソフトを購入したプレーヤーからは、発売後すぐに不満の声が出ることに。バグの存在を受けて、開発側にSNSなどを通じてクレームを入れるユーザーが相次いだのだ。
報告されているバグは、(1)投手を打者としてDHで起用するとフリーズする場合がある(2)選手の能力が試合に反映されないケースがある(3)相手チームのエラー率をアップするアイテムの効果が、自分のチームに反映される――などだ。
そのほか、「サクセス」モードの難易度が高くゲームオーバーになりやすいことや、「ペナント」モードの成績の変動が大きすぎることなど、ゲームバランスに不満を抱くプレーヤーの姿も目立っている。
実際、「パワプロ」の公式ツイッターには、
「早く修正をお願いします、まともにプレイできません」
「お前らテストプレイやってんのか?2年やって何やってたんだよ」
「よくこんな状態のを商品として出せますよね。。。」
といった厳しいリプライが数多く寄せられている。