松岡昌宏は誰よりも怒り、誰よりも涙を流した にじんだ「兄ぃ」山口達也への思い

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「正直僕らはアルコール依存症だと思っていました」

   山口メンバーは3月に警察の事情聴取を受けていたが、4月25日の報道までTOKIOの4人は事件を知らされておらず、それまで通りテレビ出演なども続けていた。松岡さんは「なぜその時点で、事務所やメンバーに言ってくれなかったのか」と悔しさをにじませ、

「そこが今回の一つの原因なのか、甘さなのかと考えると、どういう気持ちでテレビに出ていたのか。自分が逆の立場だったら、そのメンタルはないです」

と突き放した。

   山口メンバーは自宅に女子高生を呼び出した時、酒に酔っていた。松岡さんは、同メンバーが「何度も何度も同じことをしてしまう。迷惑をかけたこともある。それでもやってしまう」と話していたことを明かし、アルコール依存症についても言及した。

「各方面のプロフェッショナルの方に聞きました。正直僕らはアルコール依存症だと思っていました。ですが、いろんな病院に診断書をもらってもアルコール依存症というのは出ていないんです。現に一昨日4月30日の診察でも、依存症とは書いていない。書いてくださったほうが何とか僕らも納得できるんです。どこが原因なのか、確認しないといけないと思っています」

   一方で、厳しい叱咤を繰り返すたびに、その目からは涙があふれた。山口メンバーとは5歳差。「兄ぃ」と呼ぶなど、その背中を追ってきた仲だ。声が震えるのをこらえるように、決然として言葉を振り絞る姿からは、記者の目でも山口メンバーへの思いがうかがえた。

   今後については「ありがたいことに番組継続というお声をいただき、僕ら4人にできることは何なのか考え、それをしっかり果たすことがプロなのではないかと、その狭間で戦っています。やめるのは簡単だと思います。与えられたことをきっちりやるのがプロだと思います」と活動継続の意思を表明。そのうえで、

「みなさんに見て、ご判断いただいて、TOKIOじゃないなという声が出たらその時考えたいと思います。4人なのか、なくすのか、しっかり考えたいと思います」

と話していた。

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