キリンビバレッジは、2018年4月26日に投稿した「午後ティー女子」に関するツイートを削除し、5月1日、謝罪文を掲載した。
「午後ティー女子」は「午後の紅茶」の4種のフレーバーを持った女性をイラストで表現したもので、それぞれ「モデル気取り自尊心高め女子」、「ロリもどき自己愛沼女子」といったキャプションが添えられており、ネットでは投稿直後から非難が殺到していた。
不買運動呼びかける声も
問題になった画像は、「モデル気取り自尊心高め女子」、「ロリもどき自己愛沼女子」、「仕切りたがり空回り女子」、「ともだち依存系女子」の4枚で、それらが添付されていたツイートには
「みなさんの周りにいそうな #午後ティー女子」
「#いると思ったらRT」
「#私だと思ったらFav」
と書かれており、「あるあるネタ」で共感を呼ぼうとしていたようにもみられる。
しかし、女性を揶揄するような4つの「女子」像に対し、ツイッターでは「炎上狙いか」「女性が購買層ではないのか」といった批判が向けられ、不買運動を呼び掛ける声もあがった。
それを受け、キリンビバレッジは1日に投稿を削除した上で、
「この度、キリンビバレッジ公式アカウントにおける午後の紅茶の投稿について、お客様にご不快な思いをおかけし大変申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます。 多くのお客様からのご意見を受け投稿を削除いたしました。今回いただいたご意見を真摯に受け止め、今後の活動に活かして参ります」
と、謝罪文を掲載した。
フレーバーへの親しみを持ってもらうことが狙いだったが...
J-CASTニュースが5月1日、同社に取材したところ、担当者は
「4つのフレーバーに親しみを持ってもらうというのが企画意図でした」
と、ねらいを語った。その上で、問い合わせやツイッターで消費者からの声を受け、1日の10時に投稿を削除したと話した。
「午後ティー女子」の企画段階では他の候補もあったというが、この「午後ティー女子」が炎上に繋がる、という意識は特に持っていなかったという。