米政界、メディアからは、トランプも推す声
たとえば米共和党の大物、リンゼー・グラム上院議員は現地時間27日、米FOXニュースで「半島の非核化」に成功したならば、トランプ氏は「ノーベル平和賞に値する」との見方を示した。米ブルームバーグも同27日、「トランプと金正恩のノーベル賞受賞は『ジョーク』ではない」と題したコラムを掲載した。
「平和は壊れやすい。と同時に、リーダーにとっては究極の成果だ。それを達成できたなら、誰であれ『英雄』なのだ」
と、たとえ独裁者や問題ある人物であったとしても、半島の平和を本当に実現できたのなら「受賞」に値する、と主張している。
韓国のニュースサイト「SINGLE LIST」ではこうした内外の動きを取り上げ、文在寅氏を中心に、トランプ氏、金正恩氏が候補として上がっているとして、ネット上の「ノーベル平和賞予約完了」「期待する」といった書き込みを紹介している。
朝鮮半島情勢をめぐっては2000年、この年に初となる南北首脳会談を実現させた金大中大統領(当時)が平和賞を受賞している。しかしその後、情勢は再び緊迫化し、関係改善の動きは挫折に終わった。