「もう一度若いころのようにもっと身近な存在に」
国分さんは
「30年近く一緒にいます。山口達也がこうなってしまったのは、もしかしたらTOKIOというグループを歩み始めてからこういう山口達也が生まれてしまったのかもしれない。そう思うと、メンバーとしては突き放すだけではなくて、もう一度若いころのようにもっと身近な存在になり、話を聞き、今後山口達也と向き合っていかないといけないと、メンバーひとりひとりが考えています」
と寄り添う言葉を述べた。
だが、共演者のテリー伊藤さんは「そうすると山口メンバーは甘えない?」と追及。国分さんは「そこはちょっと分からないところではある」としか答えられなかった。
事件が起きたのは2月12日。山口メンバーは会見で「自分でも怖かった。誰に相談していいのか分からなかった」とTOKIOの面々にも隠してきたという。国分さんはこうした経緯に、
「『誰に相談していいのかわからなかった』というところ、メンバーである以上、相談できないような空気や環境になっていたのかなと、正直自分たちでもそこは驚いてはいます。もっと最初に、プライベートから話していたら、山口は僕らに相談してくれたのかどうなのか...ちょっと分からないですが、ただ少なからず23年間一緒にやってきて、相談があっても良かった。どんな答えを僕らが出せるか分からないですけど、一緒に考えて何か答えを出すこともできたのかなと」
と後悔の念も述べた。また、メンバー間の関係の変化についても、
「(酒に)逃げてしまったのも、グループ内での関係性だと思う。仕事の話になればしっかり話すし、今後どうやって進んでいくかの話もずっとしてきましたが、これだけ長く付き合っていると、プライベートの話までは実は話さなくなってきたり、バラエティ番組でプライベートの話をすることもあったりして、ファーストリアクションのために収録まで話さないこともあったので、深くまで話すことがなくなっていたこともありました」
と振り返っていた。
被害者と家族に対しては、
「ほかの4人は違う仕事が始まっているので気持ちを切り替えてやらないといけないと思いますが、TOKIOという名前で起きてしまったことでもあります。丁寧に一歩一歩、被害者の方とご家族の方がいらっしゃいます。僕たちがテレビに出れば不快に思うこともたくさんあると思いますので、丁寧に進んでいかないといけないなと思います」
と慮っていた。