ヤマダ電機が年初来安値、業績下方修正で

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「窓をあける」大幅な下げ

   業績下方修正を受けた週明け4月16日の株価は「窓をあける」大幅な下げだった。「窓をあける」とは前営業日の安値よりも当日の高値が低い状況で、チャート図で示すと間があいたように見え、株価の推移の中で大きな節目、転換点とされることが多い。終値ベースで見ると16日は前日比9.0%減の597円。その後も反転の気配はなく、州が変わって23日には一時、550円の年初来安値を付けた。

   ケーズホールディングスやビックカメラが増収増益を見込む中で逆風が吹いているだけに、ヤマダ電機の業績下方修正を受け、ドイツ証券やメリルリンチ日本証券など外資系が相次いで目標株価を引き下げた。

   ただ、国内系証券各社は比較的冷静に見ており、SMBC日興証券はリポートで「在庫の水準が適正化されれば、業績は持ち直す」と表現した。「業態変更は生みの苦しみだった」と後で振り返ることができるのか。業績回復の予兆を感じることができないと、株価が持ち直すのは難しい可能性もある。

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