TOKIOの山口達也メンバーが女子高生への強制わいせつで書類送検された問題の影響は、芸能界だけにとどまらない。
TOKIOは2020年の東京五輪に向け、オリンピック旗・パラリンピック旗と全国を巡るフラッグツアーのスペシャルアンバサダーを務めている。被害者との間で示談が成立しているとはいえ、無期限の活動謹慎も発表された以上、そこへの影響も避けられない。
福岡のイベントに単独出演し、児童に五輪をPR
山口メンバーを含むTOKIOは、2017年9月21日から「東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアー」をPRするスペシャルアンバサダーとしても活動。
東京五輪組織委員会の当時の発表には、「幅広い年齢層から人気があり、各地域を飛び回るTOKIOのメンバーは、まさにフラッグツアーのアンバサダーにふさわしく...」と理由が説明され、キックオフイベントの会場から喜びの声が上がる様子などがつづられている。
直近だと1月9日、山口メンバーはTOKIOから単独で福岡でのイベントに参加しており、ツアーの公式フェイスブックページには、母親が北九州出身ということからゆかりがある福岡にフラッグを引き継げたことを喜び、地元の子供たちに向けて
「こんなチャンスはなかなかやってこないので、是非実際に、選手の頑張る姿を間近で見に行ってほしいと思います。そこで勇気をもらったり、将来的に大会出場を目指す子供たちが増えてくれると嬉しいです」
と語る様子が掲載されている。
元々今年度の参加は未定だったが...
J-CASTニュースが2018年4月26日にフラッグツアーの事務局に取材したところ、担当者は今後のTOKIOや山口メンバーの参加について「現在検討中」と話した。
しかし、26日現在、フラッグツアーは全日程のおよそ半分を終えている一方で、今年度山口メンバーやTOKIOの参加に関しては、問題が出る以前から予定が立っていなかったという。
26日の会見では、記者からアンバサダーや福島の応援などの活動をしていることについて質疑を受け、
「そういうことは意識しなければいけないんですが、気が緩んだというか、私1人だけの仕事ではない、ということが欠けていた」
と答えている。
会見では山口メンバーの無期限謹慎が発表されたが、TOKIOの行く末についてはまだ発表が無い。