麻生氏は「聞いてんだよ、おれが。質問してんだから」
もっとも、麻生氏の「逆質問」は、小野寺氏よりもはるかに敵対的だ。財務省の福田淳一事務次官の辞職が認められた直後の4月24日の記者会見では、福田氏を一旦官房付にした上で処分をした上で辞任を認めるべきだという声が野党から出ていることが話題になった。この点をNHKの記者が質問したところ、麻生氏は
「官房付にしたときは給料は誰が払うの?どうして?野党が税金で払うべきだと言ってるの?言ってるの?聞いてんだよ、おれが。質問してんだから。野党がそう言ってんのは分かったけど、給料は誰が払うのかって聞いてる。野党が払ってくれるのか?」
などと反論。記者が「そこまでは...」と口ごもると、麻生氏は記者の社名を間違いながら逆質問を繰り返した。
「じゃあ誰が払うの?税金で払うの?おい、どうして?問題だって辞めた人に税金で給料払わなくちゃいけないの?もうちょっと常識的なことを聞くようにしたら?朝日新聞だったら」