「これを見ると本当、血の通った人間なんだっていう、すごく、ある意味、好印象...」。ニュースキャスターの安藤優子さん(59)が生放送のテレビ番組で、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長についてそんな人物評を下したことが、インターネット掲示板で話題になっている。
スタジオでは直後、北村晴男弁護士(62)がこの発言に「演技のできる人間」とツッコミを入れた。
「見たこともない映像ですよね...」
2018年4月24日付の朝鮮中央通信によると、金正恩氏は23日、北朝鮮南西部の黄海北道で起きた大型バスの事故で多数の中国人観光客の死者が出たことを受けて、中国大使館を訪問。負傷者の見舞いに病院も訪れたという。
24日放送の「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)では、金氏のそんな行動を「異例のこと」として紹介。安藤さんは「見たこともない映像ですよね...」「こんな情景、初めて見ましたよね」と発言。また、安藤さんは隣の高橋克実さん(57)に向け、
「だって(高橋)克実さんね、今までの金正恩・委員長の映像って、まったく無表情で、手を叩く時だってこんな感じだったじゃないですか」
と軽く手を叩いた。
「これを見ると本当、血の通った人間なんだっていう、すごく、ある意味、好印象...」
との感想をもらした。
「血の通った人間が身内を処刑するか?」との声も
だがこの発言に、コメンテーターの北村弁護士からは即座にツッコミが入った。安藤さんが「すごく、ある意味」と言いかけようとしたその時、北村弁護士は
「血の通った人間なんだ、じゃなくて、演技のできる人間なんだ、でしょう」
と指摘。高橋さんも「お芝居っぽいですよね」と同意し、北村弁護士は
「すごく演技力あるなとしか思いませんけどね」
とたたみかけた。
こうした共演者のやり取りは、ツイッターやインターネット掲示板で注目を集めた。「血の通った人間が身内を処刑するか?」「北村弁護士の観察力は流石です」「安藤優子は拉致被害者およびその親族の前でも金正恩は血の通った人間と言えるのだろうか」とさまざまな声が上がっている。