カナダ・トロントで開催していた先進7か国(G7)外相会合は2018年4月23日(現地時間)、北朝鮮の核武装を認めず大量破壊兵器と弾道ミサイルの廃棄を目指すため、最大限の圧力を維持するとした共同声明を採択し、2日間の日程を終えた。
複数メディアの報道によると、共同声明では、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長が核実験の中止や核実験場の閉鎖を宣言したことについて「完全な非核化に向けた第一歩として認める」と評価。その上で「意味のある交渉には、非核化に向けて具体的な行動が伴わなければならない」とした。
河野太郎外相は会合後、記者団の前で「北朝鮮に関しては、G7で異論はありません。引き続き圧力をかけ、北朝鮮の完全な非核化を目指そうということです」と述べた。