「女性記者は端(はな)から週刊誌に提供する意図で隠し録音をしていたのではないか」
例えば、記者が音声データを週刊新潮に持ち込んだことが問題視されていることを指摘しながら、
「そして、オフレコの場での会話を隠し録音することも取材倫理違反であると思います」
などと主張。無断録音は「取材ではなく、身を守るため」だというテレビ朝日の説明に
「違和感を覚えたので、その疑問をクローズの会合で発言した次第」
だとした。さらに、
「テレビ朝日が隠し録音を事前に聞かされたことがなかったのだとすれば、もしかすると女性記者は端(はな)から週刊誌に提供する意図で隠し録音をしていたのではないかという疑念が生じた」
とも主張した。
「ある意味犯罪」の表現を取り消す一方で、今回のコメントで「女性記者は端から週刊誌に提供する意図で隠し録音をしていたのではないかという疑念」を新たに提起することで、女性記者を改めて批判したともとれる。
赤旗は4月24日、下村氏のコメントについて「『謝罪』しながら人権侵害に居直り」の見出しで報じ、「被害者の人権と尊厳を傷つける内容」だとして非難した。