「ラーメン二郎」の都内2店舗がこの春、立て続けに閉店する。
「新橋店」(東京都港区)が2018年4月21日に、「新小金井街道店」(東京都小金井市)が5月27日に店をたたむ。
「人員不足」「(店主の)引退」のため
首都圏を中心に店舗を展開し、「ジロリアン」と呼ばれる熱烈なファンを持つ「ラーメン二郎」。
極太麺と巨大チャーシュー、背脂たっぷりの濃厚スープに大量の茹で野菜......と、ボリューム満点のラーメンで人気を集める。「野菜マシマシ(野菜多め)」といった独特の注文方法も有名だ。
今回、2011年開店の「新橋店」と2001年開店の「新小金井街道店」で、閉店を予告する張り紙が店内に掲出された。
それによると、前者は「人員不足」のため、後者は「(店主の)引退」のため看板を下ろす決断をしたという。
ジロリアンの胸中はいかに――。
両店舗の「ジロリアン」に、今回の決定に対する思いを聞いた。
まずは新橋店。多い時で月に1~2回、同店を訪れていたサービス業の男性(40)は、4月20日のJ-CASTニュースの取材に、
「新橋で二郎系が無くなってしまうのが寂しい」
と話す。あらためて新橋店の良さを振り返り、(1)他の二郎店と比べ店舗が広い(2)ビジネス街のためか比較的混まずに入店できた――の2点を挙げた。
次は新小金井街道店。同店の来店回数は60回超で、店主や店員の雰囲気が好きだったという会社員兼バンドマンの男性(32)は、
「会社の最寄りの二郎で大好きな店舗なので、ショックすぎてツイートしたときは手が震えてました」
とショックを隠せない様子。
2004年ごろから通っているという口笛奏者の男性(33)は、
「学生時代から通っていた思い出深い店なので、閉店してしまうのはとても悲しいです。どなたかが引き継いで続けてもらいたいという気持ちはありますが、スープの味やヤサイの盛りが変わってしまうようだったら、思い出は美しいままにしておいたほうが良いのかも、と思います」