援助交際報道で辞職を表明した新潟県の米山隆一知事(50)が、女性と出会うために利用していたとされる出会い系サイト「ハッピーメール」。VIP専門かセレブ専用?いったい、どんなサイトなのか。
米山氏の報道を受けて男性会員となったJ-CASTニュース記者が、サイト内を「実地調査」してみると...。
アクセス集中でサーバーダウン?
2018年4月18日夕、ツイッターでの流行語を表す「トレンド」欄には、「ハッピーメール」というワードが登場した。きっかけは、米山氏の女性問題を伝えた「週刊文春」(ウェブ版)の報道だ。
記事によれば、米山氏はハッピーメールを利用して複数の女性と知り合い、現金を渡して性的な関係を持っていた。「最初からお互い援助交際が目的」だったという女子大生(22)の証言も掲載されている。
こうした報道を受けて、ネット上ではハッピーメールに大きな注目が集まることに。同日のツイッターには、アクセスがあまりに集中したためか、サイトが一時ダウンしていた――そんな報告も複数寄せられていた。
それでは、米山氏の報道を受けてネット上の話題を浚ったハッピーメールとは、一体どんな出会い系サイトなのか。
2000年開設の老舗サイトで、キャッチコピーは「会うたびに、恋に落ちる」。トップページには「累計会員数1600万人突破」「出会える確率74.5%」「サクラなどの不正行為ナシ」などのうたい文句が並ぶ。
ただ一方で、ネット上にはサイトの安全性を不安視するような口コミも目立つ。
実際、15年11月には売春をやり取りするサイト内の投稿を削除しなかったとして、運営会社の社長ら3人が売春防止法違反のほう助容疑で逮捕(後に不起訴処分)されている。毎日新聞(11月30日付朝刊)の報道によれば、警察の調べでは当時のハッピーメールの状況は、
「サイト上には1日に約4万件の書き込みがあり、そのうち5~8割は売春を持ちかける書き込みだった」
という。