京都人の「いつも楽しそう」は「うるさい」!? マリ出身・精華大学長のエピソードに反響

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「古いタイプの人は、逆のことを言うことがある」

 
「京都人のイヤミって、日本人だって他県人は理解しがたいからなあ」「相手がそれに気付かないなら元も子もない」「そう言う時ははっきりうるさいと言えばいい」「これ本当に褒めたい時なんて言うんだろう」...

   一方、京都ならではの文化だとして、理解を示す向きも多い。

   「京都人のあからさまなイヤミは伝統ある生きる知恵なんじゃないか」「『うるさいよ』と言われてることを雰囲気で察しなきゃ」「直情的に罵倒するより平和的でいいかも」「表立った直接対決は避けたいから悟れって事かと」といったものだ。

   昔ながらの「京ことば」の講座などを行っている「京ことばの会」の中島さよ子代表は4月16日、「昔から京都人に言われていることですね」とJ-CASTニュースの取材に話した。

「若い人はあまりないと思いますが、古いタイプの人は、直接『うるさい』と言えず、逆のことを言ってしまうことはあるようです。それは、長い歴史に培われた戦国時代からの文化でしょうね。都に次々に侵入してくる人たちから身を守るため、直接ではなく遠回しに言うことが身に着いたのだと思います」

   京都人が来客に「ぶぶ漬け(お茶漬け)でもどうどす?」と言うと、それは食事の時間なので遠慮してほしいとの意味で、京都人の気質を示す言葉として使われるという。ただ、落語から取った言葉で、実際にはあまり使われていないそうだ。

 

   サコ学長のエピソードについて、中島さんは、「お国の違う人に遠回しに言っても通じないので、本当は『静かにして頂けますか?』と言った方がよかったですね」とした。

   サコ学長にも、学長室を通じて取材しようとしたが、会議中などとして16日中には話が聞けなかった。

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