TBS系バラエティ番組「マツコの知らない世界」で、スーパーでのフルーツの選び方を特集したところ、「劣化の原因になるのでは」などとネット上で反発の声も出て、論議になっている。
2018年4月17日夜の放送では、「8年間果実のみで生きる男」として「フルーツ活動家」の中野瑞樹(みずき)さん(42)がゲスト出演し、春のフルーツについて解説した。
「アボカドは、押して柔らかいのを避ける」
「スーパーで失敗しないフルーツの選び方」のテーマでは、岡山県内のスーパーに協力してもらい、中野さんが果物売り場で実際に選び方を指南した。
例えば、ブドウは、水分の蒸発を防ぐ白い粉のブルームが吹いている方が鮮度はいい、リンゴは、硬めで酸味が強い縦長と柔らかめで甘味が強い横長を好みで選ぶべき、バナナは、同じ品種なら細長いものより太いものの方が甘くなる、などと紹介した。
キウイについては、買った後にすべきらしい果実の熟し方を解説した。中野さんによると、テーブルなどでコンコンコンと3回ぐらい軽く叩くと、早く食べごろになるという。
一方、議論を呼んだのはアボカドだ。中野さんは、上のへたの部分だけ押してみることを勧めた。アボカドを切ってみると、中が真っ黒になっていたり、カビがいっぱい生えていたりすることも多いという。それを避けるために、押して柔らかければ避けた方がいいとアドバイスした。
番組内容は、ツイッター上などで話題になり、様々な意見が書き込まれている。その中で、テレビで選び方を教えると、触ったり叩いたりして果物が傷んでしまいお店が迷惑する、との投稿が注目を集め、1万件以上もリツートされている。