男子フィギュアの羽生結弦選手が、アイスショー「Continues ~with Wings~」のフィナーレで、週刊誌報道によって「死」を考えたことがあるということを明かし、ファンの間に衝撃が広がっている。
ショーは2018年4月13日から15日までの3日間かけて開催され、羽生選手自身とつながりのある選手が国内外から集まり、様々なプログラムやトークを披露した。
凱旋公演で明かされた悩み
ショーには羽生選手を始め、ロシアのエフゲニー・プルシェンコ選手やカナダのジェフリー・バトル選手を始め、羽生選手との「つながり」をもとにオファーした選手が集結。会場となった東京都調布市の武蔵の森総合スポーツプラザだけでなく、ライブビューイングも全国で行われるなど、多くの人がつめかけた。
「凱旋公演」と銘打ったこの舞台のフィナーレで羽生選手は、
「一時期、週刊誌の問題とかいろいろあった時に、なんで僕生きているんだろうって。何回も死のうとしました。でもね、やっぱり、みんなこうやっていっぱい応援してくれてるし、何よりも僕が幸せなのは、自分が憧れている方々が、みんな自分にメッセージをくれて。ゆづは大丈夫だよってコメントをくれて、本当にありがたかったし、スケートをやっててよかった。本当に、今は生きててよかったなって思ってます」
と、過去に「死のう」と考えたこともあることを明かした。
怪我を乗り越え、66年ぶりとなる五輪連覇を成し遂げた羽生選手の言葉に、ファンの間には衝撃が広がり、ツイッターでは
「昨日の、羽生さんが死にたいと思ったというカミングアウトは衝撃的でした。 同時に、滑っただけでも叩かれ、、、と傷ついてもいました」
「羽生くんてメンタル強い方だと私は思っているんだけど、そんな人でも死にたいって考えるなんてどれ程辛かったんだろうとすごく考えさせられた」
「あの羽生さんが『死のうとした』って......。死にたいって思ったじゃなくて死のうとしたって......。羽生さん生きててくれてありがとう」
といったコメントが相次いで投稿された。
羽生選手を巡っては、週刊誌をはじめとするメディアには肯定的・否定的を問わず、さまざまな記事が掲載されている。2016年には女性誌に「婚約」説を書かれたことも話題となった。各種のバッシングも、決して少なくない。