甲本ヒロトも絶賛した渋谷すばるの才気 3年前の映画主演、脱退の伏線に?

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   ジャニーズ「関ジャニ∞」の渋谷すばるさん(36)が2018年4月15日、グループ脱退と事務所退所を発表した。

   脱退を考え始めたのは「35歳を過ぎたあたり」で、ここ数年で増えた音楽活動がきっかけになっているという。そのひとつ、15年公開の単独初主演映画「味園ユニバース」で披露した歌声が再評価されている。

  • 映画の舞台となった大阪市千日前の「味園ユニバース」(Wikimedia commonsより、Starglassさん撮影)
    映画の舞台となった大阪市千日前の「味園ユニバース」(Wikimedia commonsより、Starglassさん撮影)
  • 映画の舞台となった大阪市千日前の「味園ユニバース」(Wikimedia commonsより、Starglassさん撮影)

実在バンド「赤犬」と共演

   渋谷さんはグループではメインボーカルとして活躍し、その力強くのびやかな歌声には定評がある。本人としても「音楽が好き」という思いで活動し、ここ数年ではグループ以外にも個人としての音楽活動の機会も増えた。そうした経験から、

「今後の人生を音楽で全うするべく、海外で音楽を学び、今後さらに自分の音楽というものを深く追求していきたいと思いました」

との決断に至ったという。

   15日に開かれた会見では質疑応答の中で、「『味園ユニバース』をやったあたりとか、ソロツアー、それからロックフェスとか、そういうところからだんだんそういう気持ちになっていったんですか?」と問われ、

「そうですね。ここ最近は特に音楽活動が多かったですから」

と答えている。

   きっかけのひとつとなった映画「味園ユニバース」(山下敦弘監督)は、歌以外全部忘れた男(渋谷さん)が少女(二階堂ふみさん)に拾われ、歌を歌うことで記憶が少しずつ蘇っていくというストーリー。映画には関西を拠点に活動するバンド「赤犬」が本人役で出演しており、渋谷さんは劇中で赤犬のメインボーカルを務めた。主題歌「記憶/ココロオドレバ」でソロデビューも果たしている。

映画は「すばるの才能が生かされた作品」

 

   渋谷さんは第19回ファンタジア国際映画祭で主演男優賞を受賞するなど、演技や劇中で披露した圧巻の歌声が国内外で評価され、憧れのロッカー・甲本ヒロトさんからも映画への推薦の辞として、「すばる、愛してるぜ」と言わしめた。

   今回の脱退発表を受け、映画での歌声を思い出す人も多いようで、

「味園ユニバースでの歌声 圧倒的だった」
「渋谷すばるという存在の大きさ、未知数の可能性みたいな物を歌声から感じた。圧倒の文字通り圧で倒された」
「味園ユニバースはほんまに映画としても良かったし、すばるの才能が生かされた作品やった。」

といったコメントが多くツイートされている。映画がきっかけで渋谷さんを知ったという人も多い。

   その歌声は今後のソロ活動を期待させるものでもあり、

「味園ユニバースの演技も歌もめっちゃ良かったから絶対にソロでも成功できる!」
「数年前、『美園ユニバース』という映画を見て、彼が楽しそうに、とても愛しそうに歌を奏でている姿を見て『あぁ、この人をアイドルにしておくのはもったいないな』と思った」(原文ママ)

など活躍を願う声もみられる。

   渋谷さんの正式な脱退は18年12月31日付。7月からのグループツアーには参加しない。

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