「ちゃんと認めてあげたら」「ちょっとひねくれたおっちゃん」
さらに、大谷選手が牽制に対して右手を伸ばしてヘッドスライディングで帰塁したのを見て、張本氏は「もう一つ喝!」。こうダメ出しした。
「右手で帰っちゃダメよ。右投げだから。ケガしますよ。(塁に)帰るなら足で帰るとかね、右を使っちゃダメですよ。絶対ダメですよ。手首を痛めますから。基本は足から行く。滑らなくていいんですよ。タイムはそんなに変わらないから。(手から行くのは)見た目よくやってると思わせるためだけだから」
張本氏は今月8日の同番組で、3戦連続本塁打を放った大谷選手に「まぐれ」と言って大谷ファンの不評を買ったが、今回の手厳しさに対しても視聴者からは、
「張本氏、『アメリカのレベルは落ちたねぇ』もはや恒例行事 たまには大谷翔平選手をちゃんと認めてあげたらいいのにね」
「メジャーのレベルが落ちたねぇって 張本さんいい加減大谷の凄さを認めましょうよ」 「大谷牽制死 張本『喝だぁ!(嬉しそう)』」
といった声がツイッターで続々とあがっている。
ただ一方で
「張本さんはなんだかんだ大谷くんを心配してる。野球と日本が好きなちょっとひねくれたおっちゃん」
「好調な大谷くんには厳しいこと言いつつ怪我が心配」
と、実は心配しているのではないかと受け取る向きもある。
番組で張本氏は、上記の牽制死の場面のほかにも、連戦の大谷選手に「ケガが心配なのよ、ケガが。ただ5~6回しか投げさせてくれないから、長持ちするかもわからんね」と懸念を示した。
また、表情は崩さないながら「いくらアメリカのレベルが落ちてるといっても、大したもんですよ。先だって言ったでしょう、バッティングで右足を上げなくなった。一回止まるでしょう。なかなか止められないんですよ、あれね。まあ動いてるようで止められたバッターは良い成績残しますよ」と、打者・大谷選手への期待感を示すシーンが見られた。投手としても、
「ピッチングは今のアメリカのバッターじゃ打てないよ。ボールばっかり振ってストライクは見逃がすから、打てませんよ。しかも速いし、落ちる。しばらく続くと思いますよ」
と評価していた。ただし、最後まで「あっぱれ」は出さなかった。