B'zが、公式サイトを通じ、メンバーの松本孝弘さんがかつて愛用していたギターの「公開捜査」に乗り出した。
「当時とは違い、SNSによる情報の発信・拡散によって様々な奇跡もおきている昨今。突然のお願いで恐縮ですが、皆さまのお力をお貸しください」
「ミエナイチカラ」のジャケットなどでも
2018年4月14日までに公式サイトで掲載されたのは、ファンへのこんなメッセージだ。
「捜査」対象となっているのは、松本さんが1995年~97年にかけて使用していたエレキギター「ミュージックマン」(アーニー・ボール製)である。鮮やかなピンクのカラーリング、そしてヘッドにドクロと「GO NO FURTHER」の文字があしらわれたロゴマークが入っているのが特徴だという。
松本さんは1995~97年にかけて愛用、全国ツアーのほか、96年にリリースしたシングル「ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~」のジャケットでも、このギターを携えた写真が使われている。
ところが97年、「保管先」からその姿は突如消えてしまった。公式サイトによれば、「当時、あらゆる可能性を考えて捜したものの所在がつかめず、手がかりもないままに捜索が断念されておりました」という。
B'zは2018年でデビュー30周年を迎える。これを記念して、4月1日から東京・有楽町インフォスで、これまでの歩みを振り返る展覧会「B'z 30th Year Exhibition "SCENES" 1988-2018」を開催中だ。歴代の愛用機材なども出展されている。しかし、行方不明の「ピンクのミュージックマン」の姿は、そこにはない。
「やはりこのギターを諦めてはいけない」
「実際に皆さまに30年の軌跡を感じていただく中で、やはりこのギターを諦めてはいけないという思いが高まってまいりました」
「時を経て、思いがけない場所にたどり着いているかもしれません。中古の楽器屋さんで見かけた、ネットでそれらしいギターについて書き込みがあったなどの些細な情報でも結構です」
サイトではギターの写真、その特徴などを紹介した上で、フォームを設けて情報提供を呼びかける。
公式アカウントによるこの投稿は、14日午後までに5000回以上リツイート(拡散)された。ファンなどからは、
「どうか皆さんの『拡散』という『ミエルチカラ』で松本さんの元にギターが戻りますように!!!」
「見つかってほしい。 松本さんの大切にしてきたギター」
「みんなで松本さんのギターを探そう」
といった呼びかけが相次いでいる。