「クラブとして一連の投稿が差別的だと判断」
J-CASTニュースが13日に浦和レッズに取材したところ、広報部担当者は声明について、上記マルティノス選手への差別被害と「関係があります」と答えた。
「クラブとして一連の投稿が差別的だと判断し、不適切な内容という認識のもとツイッター社に削除の要請をしました。ツイッター社もそれを受け差別的だということで、このアカウント削除の対応を取っていただきました」
アカウントの存在を把握したのは12日で、即座に対応。ツイッター社に削除依頼をした時点で、対応した旨をマルティノス選手に伝えたという。13日時点で、問題のアカウントは閲覧できない。
ツイッターでは利用上の制限を定める「ツイッタールール」において、「人種、民族、出身地、性的指向、性別、性同一性、信仰している宗教、年齢、障碍、深刻な疾患を理由とした他者への暴力行為、脅迫、嫌がらせの助長は禁じられています」としており、これに該当したものとみられる。ツイッタージャパンは取材に対し、個別の件には答えられないとしている。
浦和の広報部担当者は、「無観客試合も経験しており、クラブとして差別撲滅の宣言をしています。差別的と判断した行いについてはすぐに対応するようにしています」と話す。浦和では2014年、ホームゲームで一部サポーターが「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕を掲出する事件が発生し、Jリーグが協議した結果、浦和に制裁としてリーグ史上初となる1試合の「無観客試合」処分を下した経緯がある。17年11月には、ブラジル人FWラファエル・シルバ選手らのSNSアカウントに差別的な投稿がなされていた。