サッカー西野新監督の会見が「雰囲気暗い」 「不安しか感じない」「この人で大丈夫?」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   サッカー日本代表・西野朗新監督の就任会見が2018年4月12日、行われた。終始浮かない表情や、歯切れの悪い言葉にインターネット上では「この人で大丈夫か?」などのネガティブな反響が続出した。

   西野監督は、新チームで実現したいサッカーのイメージを聞かれ、「現時点では描けません」と明言。日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長から就任を打診された際、「戸惑いがあった」ことも隠さなかった。識者からも「不安しか感じない」という声が漏れる。

  • 西野朗新監督が会見に臨んだ(JFAのYouTube動画から)
    西野朗新監督が会見に臨んだ(JFAのYouTube動画から)
  • 西野朗新監督が会見に臨んだ(JFAのYouTube動画から)

「ハリルホジッチ監督を支え、サポートしたい気持ちで一杯だった」

   バヒド・ハリルホジッチ氏の電撃解任発表から3日後のこの日、西野氏の会見は「ロシアW杯直前でこのような状況になり、代表監督を引き受けたことに、非常に責任を感じている」という言葉で始まった。

   田嶋幸三・日本サッカー協会(JFA)会長は9日の会見で「選手と監督との信頼関係・コミュニケーション不足」というチーム内の不和をハリルホジッチ氏の解任理由にあげていた。この点、技術委員長として間近でチームを見てきた身として西野氏は

「監督が非常に高い基準で選手に求めているところがあった。監督の意図と選手のやらなければいけない、やりたいプレーという、ギャップを合わせないといけないというのがチームとしてある」

と語っている。

   田嶋会長から新監督の打診を受けたのは「先月末」で、

「その時は私自身、間違いなくハリルホジッチ監督を支え、サポートしたい気持ちで一杯だった」

という。チーム状況に鑑み

「この2か月でどう劇的に変えていくのかと考えていたところなので、今回こういう決断に自分が監督として要求されたことで、戸惑いがあった。技術委員長として精一杯やってきたが、足りない部分を感じるし、『監督同様ということになっても』と思ってもいた」

と、ハリルホジッチ氏から監督を引き継ぐことに迷いを感じさせる発言もあった。

   一方、「チームがバラバラでひとつになれていない」という指摘が出ると、西野氏は

「決して現状バラバラ、崩壊してるとはまったく思ってないし、しっかり戦えると思います」

と断言した。戦略について「日本のフットボールはあるし、構築してきた技術力を最大限いかし、規律や組織を結束して、化学反応をおこして戦うことをベースに構築する必要があると思う」とし、そのために「選手の力がストレートに出るチームにしたい」と述べた。

   だが、「選手に伝えたいサッカーのイメージは?」と問われると、

「いま現時点では描けません」

としており、先行きは不透明だった。

姉妹サイト