横浜FCの元日本代表MF松井大輔選手(36)が2018年4月11日、東京都内のイベントに出席し、代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏や、妻の女優・加藤ローサさんについて一言触れる場面があった。
松井選手は、ハリルホジッチ氏が居を構えるフランスや、ワールドカップ(W杯)開催国のロシア、さらに日本が戦うポーランドでもプレー経験があり、何かと今大会に縁が深い。
「『デュエル』をすごく言われる」
松井選手が出席したのは「シャンパーニュ・テタンジェ ブリュット・レゼルヴ『FIFAボトル2018』試飲会」。フランスのシャンパンメーカー「テタンジェ」がロシアW杯に合わせて作った限定ボトルを楽しんだ。
W杯に向けて日本代表は大混乱となっており、ハリルホジッチ監督が電撃解任。近々来日してすべてを語る考えがあることも報道されている。そんな緊迫した代表新体制について問われた松井選手だが、
「(ここに)ハリルホジッチが来るかもしれないし。...それはないですね」
と冗談を飛ばし、息をのむ報道陣の笑いを誘ってみせた。
ハリルホジッチ氏が居住するフランスのル・マンでプレー経験のある松井選手。「フランスサッカーは個人の戦い、『デュエル』をすごく言われるのでビックリしましたね」と日本サッカーとの違いを語った。「デュエル」(フランス語で決闘)はハリルホジッチ氏も1対1の強さを求める際に頻繁に使用していた言葉だ。
W杯の注目ポイントについては、1月までポーランドリーグでプレーしていたことがあるだけに「ポーランドは印象深く、以前住んでいた国なので、戦ってどう勝敗つくか楽しみ。知っている選手もポーランド代表に選ばれています」と話していた。また日本代表には「やるからには優勝を狙ってほしいし、できるだけ上の方に行ってくれればと思います」とエール。それだけでなく、「できれば僕も選ばれて、ロシアでもサッカーやってたので(W杯に)行きたいところですね。(メンバーが発表される)5月はテレビを見ながら、シャンパン飲みたいと思います」と代表入りも狙う。
「奥さんが冷やしたシャンパンを用意してくれます」
10年南アフリカW杯では全4戦にスタメン出場し、ベスト16進出に大きく貢献した松井選手。当時を振り返り、「(初戦のカメルーン戦で)自分がセンタリングをあげて(本田)圭佑がゴールしたのは覚えてますが、...駒野(友一)が(決勝トーナメント1回戦・パラグアイ戦で)PKを外したのも覚えてますし。いまシャンパン一気飲みさせてやりたいですね」と笑った。
松井選手は11年に女優の加藤ローサさんと結婚しており、そのプライベートの一端を明かすシーンも。シャンパンは普段も「飲みますね」といい、
「誕生日やお祝いで、奥さんが冷やしたシャンパンをしっかり用意してくれます。自宅が多いですね。手料理もあればデリバリーの時もあります。『今年また1年、歳取ったね』とか、そういう会話はあります」
と食卓風景を語った。
イベントではこの後、02年日韓W杯でフィリップ・トルシエ監督の通訳をつとめたジャーナリスト、フローラン・ダバディ氏も登場。松井選手の話は聞いていたかと問われ、
「少し聞いていましたよ。特に美しい奥さんのところですね」
と2人で笑った。