「悪く言う人が業界内にいない」
「最近の芸能界では、マツコ・デラックスさんから始まり、梅沢富美男さんに至るまで、過激な発言をする『毒舌』キャラが主流になっていますが、日村さんには、人の悪口を言っているイメージはありません。常に自虐ネタで笑いを取っている姿勢や、年下の設楽さんらに『さん』付けする謙虚さ、人柄の良さが、愛されている理由では。全般的にみて、悪く言う人が業界内にいないのですよね」
さらに面倒見の良さも理由の1つに挙げ、「ケンドーコバヤシさんや『バイきんぐ』の小峠さんら後輩芸人と仲の良いことで知られる」と説明した。
三杉氏によれば、日村さんはテレビ番組とラジオ番組で発言する内容を使い分けている「珍しいタイプ」。若い女性からも「キモカワ」的なキャラクターで支持を集めており、2017年大みそかの「第68回NHK紅白歌合戦」で女性アイドルグループ「乃木坂46」とダンスでコラボした場面がその象徴だという。
「いくら乃木坂46の冠番組(乃木坂工事中(テレビ東京系))で司会を務めているとはいえ、変なことを言うと『炎上』しかねない。それでもあのように成立するのは、乃木坂のファンにも愛されている証拠でしょう」
一方、芸能評論家の肥留間正明氏は日村さんを擁護する声に「過剰反応です」と注文を付けた。
「見るだけで笑ってしまう。これはお笑いの人たちにとって歓迎すべきことです。芸人どうしが身体的なコンプレックスを笑いのネタにするのは最低ですが、一般人や視聴者なら構わない。話題になるだけ十分でしょう」
と持論を展開。
その上で「人生最大の晴れ舞台で、マスコミに捉えられる最大のチャンスなのですから、プライバシーを売り物にするしかありません」とし、日村さんに結婚記者会見の開催を勧めていた。