個別ミーティングで落ち込んだことも
2人はハリル監督が食事中のコミュニケーションや、ミーティング、対戦相手のビデオチェックを重視していたことを話した。ミーティングは毎日で、1回がだいたい1時間、1日に3回行うこともあった。槙野選手は、中でも個別のミーティングでひどく落ち込んだという。
「1か月前のプレーでこれはいいって言われたのに、1か月後のミーティングでダメって言われるんですよ。何が正解だよ?って」
槙野選手にとっては、対戦相手のビデオチェックも苦痛だった。
「対戦相手のビデオを観るのが苦痛といったら苦痛で。スタジアムから引いた映像なので、(相手選手が)豆粒みたいにしか映っていない。それを40分から1時間ずっと暗い部屋で観るんで...」
また、ハリル監督は選手の取材対応にも口を出し、「無駄なことは一切話すな」と言われていたと槙野選手は話した。これに対しても不満がこぼれた。
「絶対よくないですよ!僕たちは視聴されてなんぼだし、スポーツを通してたくさんの人に知ってもらいたいし、名前と顔を覚えてもらいたい。やっぱりメディアをうまく使いたいと。そういう場を選手に妨げるなっていうことですよ!」
こうした「たくさんムカつきました」経験を越えて、「たくさん成長出来ました」「心から感謝しています」とつづった槙野選手。
ファンらからは「ハリルホジッチ監督の分まで皆で頑張りましょう」「残念だけど切り替えて新しい監督の下W杯頑張ってください!」などといったエールが寄せられている。