「AI市長候補」が登場 投票で「AI」と書けるのかを選管に聞くと...

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「住民登録されないAIは、立候補できない」

「ポスターは、本人の顔写真にしなくてもよいことになっています。どんなデザインにするかは、掲示板に載せる候補者の考えによると思います。選挙公報にも、公序良俗に反しない限り、掲載することができます」

   では、AIそのものは、選挙に出馬したりできるものなのか。この点について、多摩市選管では、こう取材に答えた。

「立候補には、戸籍謄本や住民票が必要で、住民登録されないAIは、立候補できません。自然人でないと、今の公選法では、市長になれないということです」

   松田道人さんは、AIではなく、本人の名前で届け出をしている。市選管でも、届け出には特に問題はなかったとした。投票のときは、本人の名前を書いてもらうことになると説明している。

   投票用紙に「AI市長」と書くとどうなるかについて、担当者は、「無効票になる可能性が高いと思います」と話している。

   今回の市長選には、松田さんのほかに、三選を目指す現職の阿部裕行さん(62)、新人の元会社員高橋俊彦さん(79)が立候補しており、三つ巴の戦いになっている。

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