アニメ「けものフレンズ」をてがけ、アニメファンから高い支持を集めるアニメ監督のたつき監督とアニメーション制作の「irodori」が、NHKの番組のキャラクターデザインとオープニングアニメを担当することが、2018年4月9日明らかになり、ネット上で大きな注目を集めている。
「けもフレ」2期からの降板が17年12月に発表されて以降、たつき監督は自主制作のアニメ作品を発表して活動。次の動きに注目が集まっていたが、コラボ先がNHKだったことに、ファンからは驚きの声も上がっている。
OPアニメとキャラデザを担当
たつき監督がキャラクターデザインとオープニングのアニメーションをてがけるのは、NHKのEテレの新番組「よろしく!ファンファン」。公式サイトでも「初コラボ」と謳っており、大きく扱われている。
小学校4年生を対象とした社会科の教育番組で、3人の宇宙人の子供が主人公として登場する。その3人をサポートするのが、たつき監督がデザインしたロボットの「ファンファン」で、ビデオテープとたぬきをモチーフとしたキャラクターになっている。
公式サイトにはたつき監督から、
「自分も小学校4年生のころに見たものって、今も公私共にアニメを作る中でよく使っていたりするので、みなさんも番組を見たり、番組以外ででも、何か好きだなあとか、何かこれひっかかるなあ、と思ったらぜひ大切に広げていってください」
とコメントが寄せられている。一方、NHKの教育番組ということもあって、ツイッターの方では、
「ほんの少しお手伝いさせていただきましたー。 ・∀・。 教育から程遠い人種だと思うんですが、いいのかNHK...」
などと、自身を「教育から程遠い」と評し、自虐ともとれるツイートをしている。
番組が始まるのは4月11日からだが、18日は11日の再放送で、たつき監督が制作したオープニングアニメが放送されるのは25日の第2話から。