大谷翔平「56.8%」の意味 米メディア分析で何が見えた

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岡島「真っ直ぐのキレが良い」

   大谷投手がこの日に投げた91球のうち、ストライクは59球で、割合にして64.8%に達した。全92球のうち68.4%の63球をストライクにしていた前回登板のアスレチックス戦(現地時間1日)同様の安定感をみせた。

   また球種別にみると、速球が42球、スプリットが34球、スライダーが13球、カーブが2球。中でも目を引いたのが、速球の次に多用し、決め球で11度使用したスプリットだ。

   USAトゥデイ(電子版)の記事「ショーヘイ・オオタニがほぼ完全、12奪三振7回無失点でメジャー2勝目」では、大谷投手のスプリットを「デビリッシュ=悪魔のよう」と表現。ネットでは翔平(=SHOHEI)とショータイム(=SHOWTIME)をかけた造語「#SHOtime」のハッシュタグが流行している。

   こうして日米で絶賛を受けた投球について、野球解説者はどう見たか。

   4月9日の情報番組「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)では、現役時代にレッドソックスなど大リーグで活躍した岡島秀樹さんが「真っ直ぐのキレが良かった」とコメント。

「高いリリースポイントから真っ直ぐの軌道でスプリット系のボールが来るので、バッターは(真っ直ぐと)錯覚していた」

と解説した。

   元ロッテの黒木知宏さんは、大谷が苦戦していたオープン戦(防御率27.00)と公式戦2試合で投球フォームに違いがみられるとし、

「全体的に投球フォームがコンパクトに見えた。(オープン戦と比べ、リリースする寸前に)ボールを頭から近いところに持ってきているので、力をコントロールしやすくなっていると思う」

と説明していた。

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