W杯後は地元の子どもや高齢者のための施設に
W杯終了後、スタジアムは維持管理面を考慮して、1万人分の仮設席を外して常設の6000席に戻す。地元の子どもや高齢者が利用しやすいように、例えば学校の運動会や地域の交流イベントの実施を念頭に置いている。避難道路の整備も進めているので、避難訓練での活用もあるかもしれない。有効活用のためのさまざまな案を考えていきたいと、佐々木氏は話した。
現役時代は新日鉄釜石でプレーしたラグビー元日本代表で、現在「W杯2019アンバサダー」を務める桜庭吉彦さんはJ-CASTニュースに、地元でのW杯開催に向けてメッセージを寄せた。「釜石市のみならず、被災地の復興が更に加速することを望んでいます。加えてラグビーW杯の試合を通じてコミュニティーの絆の深化、更には未来に向けてラグビーW杯の成功が自信になればと思っています」とした。
また新スタジアムについては、こうコメントした。
「地域のシンボルとして市民が集い、過去と現在、そして未来をつなぐ存在になることを願っています」