「火垂るの墓」高畑監督追悼放送へ ネット「暗すぎないか!?」「平成狸合戦ぽんぽこが良かった...」

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   スタジオジブリの高畑勲監督の死去を受けて、2018年4月13日の「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)で、映画「火垂る(ほたる)の墓」が追悼として放送されると発表された。

   同番組では毎年終戦記念日近くに放送されている作品で、テーマも重いため、このタイミングでの放送を残念がる声も出ている。

  • 「金曜ロードSHOW!」公式サイト
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監督が亡くなっただけでショックなのに

   「火垂るの墓」は、野坂昭如さんの同名小説が原作。第二次世界大戦末期から終戦直後の混乱期にかけて、清太と節子の兄妹が生き抜こうともがきつつ、悲惨な最期を迎えるまでを描いている。ちょうど30年前の1988年4月に、高畑監督が映画化し、宮崎駿監督の「となりのトトロ」と同時上映された。

   今回の発表を受けて、ツイッターでは「見たい」といった好意的な反応が出ている一方で、なぜこのタイミングで「火垂るの墓」なのかと疑問視する人も多い。

「トラウマすぎる...」
「追悼に火垂るの墓は暗すぎないか!?」
「新年度真っ最中にわざわざ気持ちを落とす必要はないと思う。高畑監督亡くなったってだけでショックあるのにさ」

   高畑監督は、火垂るの墓以外にも「おもひでぽろぽろ」(91年)や「ホーホケキョとなりの山田くん」(99年)、「かぐや姫の物語」(13年)といった作品を手掛けている。追悼放送であれば、このような穏やかな作品のほうが良いのでは、という意見だ。

「ぽんぽこ」は、原作も高畑監督

   そんな中、ツイッターで一定の支持を集めているのが、94年公開の「平成狸合戦ぽんぽこ」。多摩ニュータウンを舞台に、都市開発を進める人間と、それに抵抗するタヌキの攻防を描いた作品だ。「火垂るの墓」とは違い、高畑監督自身が原作も担当している。天皇の退位で「平成」が残り短いこともあり、「ぽんぽこが良かった」というつぶやきが増えつつある。

「火垂るの墓より『平成狸合戦ぽんぽこ』...無理か」
「平成狸合戦ぽんぽこ流して明るく送別しても良かったのよ?」
「もうすぐ平成終わっちゃうんだからぽんぽこやればいいのにって思う」
「火垂るの墓もいいんだけど平成ぽんぽこがよかったもう平成終わっちゃうし」

   なお、もともと4月13日の「金曜ロードSHOW!」は、「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」を放送予定だったが、1週間ずれると発表されている。

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