仙台駅の構内に汚物が落ちている――ツイッターで2018年4月4日16時すぎ、仙台駅の構内を歩いていた複数の利用客から、そんな報告が相次いで寄せられた。
現場に居合わせた利用客の1人はJ-CASTニュースの取材に、排泄物とみられる汚物の一部は崩れた状態で、数にして6、7つくらい落ちていたと説明。距離にすると「30メートルくらいだった」という。
平日の夕方、点々と汚物が道を...
複数の目撃者の報告によれば、汚物があったのはJR仙台駅1階の七十七銀行のATM前だ。西口を入りすぐのところから、ATMを通り過ぎるまで、汚物が一直線上に点々と道を作っていたという。
この「事件」が起きたのは平日の夕方だった。さすがに目撃者の数はあまり多くなかったようだが、ツイッターでは、複数の目撃証言が、ほぼ同時刻に寄せられていた。
現場の状況を見ていた21歳の男子学生は、6日のJ-CASTニュースの取材に
「臭いと色、形を見て人糞だと思いました。いわゆる『バナナうんち』だったかと思います」
と説明。「警察官と思われる方と、清掃員の方が掃除作業を始めるところを見ました」とし、当時の様子について
「初めに人糞に白い紙(?)を被せていました。同時に、通行人が通らないよう誘導していました」
と明かした。「周辺に大きな混乱などはありませんでした。人だかりができていたわけでもありません」という。
警官が「通行人が誤って踏まないよう誘導」
一方で「鼻が詰まっていて、完全ではないのですが」としながらも「くさいと思いました」とし、「人糞と思われる形のものが1つ落ちていました」と明かしたのは、現場を通過した20歳の男子学生だ。
6日のJ-CASTニュースの取材に
「こすれた跡や崩れた人糞と思われるものが6~7つくらい落ちていました。30メートルくらいだったと思います」
とし、清掃員や警察官を目撃したことを明かした。
「着いたときには、清掃員(1人)がいて、清掃をちょうど始めたところでした。警察官は4~5人ほどいて、通行人が誤って踏まないよう誘導や指示をしていました」
こちらの学生も「興味を持って、数人は野次馬をしていました」とした上で、やはり「人だかりとかにはなっていませんでした」としている。
一方、JR東日本仙台支社の広報部は6日のJ-CASTニュースの取材に、今回の「汚物」目撃騒動について「そのような件に関して、こちらから発表することはない。回答は控えさせていただきます」と述べた。
またJ-CASTニュースでは6日、仙台駅の交番にも聞いてみたが、「もしかすると他で取り扱っているのかもしれないが、こちらには現時点でそのような記録は残っていない」と話していた。