ネット証券大手「マネックスグループ」は2018年4月6日、18年1月に仮想通貨「NEM(ネム)」の不正流出問題を起こした仮想通貨取引所「コインチェック」を買収、完全子会社化すると発表した。コインチェックの発行済株式の全てを36億円で取得する。
コインチェックは4月16日開催予定の臨時株主総会で新たに取締役と監査役を選任。新たな代表取締役にはマネックスグループ取締役兼常務執行役の勝屋敏彦氏が就任する。コインチェックの和田晃一良代表取締役社長と大塚雄介取締役COOは経営責任をとって取締役を退任するが、執行役員として残る。
コインチェックは新体制の下、マネックスグループの経営管理などのノウハウを生かして顧客資産の保護を徹底し、経営再建を図りたい考え。