ロシアのアリーナ・ザギトワ選手(15)が、テレビ番組で男性のタイプを聞かれ、質問にピシャリと反論した。
その返答ぶりに、ネット上で感心する声が出ている。
堀尾正明アナ「どんなタイプの男性をボーイフレンドにしたいですか?」
ザギトワ選手は、2018年3月31日から始まったアイスショー出演のため、4回目の来日をした。平昌五輪女子フィギュアスケートで金メダルを獲得し、日本の秋田犬にも興味を示して話題を呼んだだけに、メディアからも引っ張りだこの様子だ。
4月5日は、TBS系の情報番組「ビビット」に生出演し、「やっと桜を見ることができました」と来日を喜んだ。番組では、自宅でネコなどを飼う動物好きの素顔が紹介され、ザギトワ選手のインスタに羽生結弦選手(23)の好きなクマのプーさんの写真があったことから、羽生選手についてもどう思うか聞かれた。
「彼はとても強い人だと思います」
ザギトワ選手は即座に、こんな短いコメントを返した。続いて、羽生選手に関連づけたのかは分からないが、堀尾正明アナ(62)からこんな質問が飛んだ。
「とても動物がお好きなようですけれど、どんなタイプの男性をボーイフレンドにしたいですか?」
出演者のテリー伊藤さん(68)からは、「いい質問ですよ」と声がかかったが、ザギトワ選手は、少し考えた後、質問にこうダメ出しをした。
テリー伊藤は一人だけ「よかった」と擁護
「正直言ってあまり考えたことがないんですね、男性のこと。なので、あんまりいい質問じゃない」
堀尾正明アナは、顔を赤らめた様子で、すぐに「すみませんでした」と頭を下げた。番組では、ザギトワ選手は、フィギュアに集中しているからではとの指摘が上がり、堀尾アナも、「すみません。考えてないってことですね」と再度謝った。一方、テリー伊藤さんだけは、「でも、週刊誌的には、よかったですけどね」と擁護していた。
堀尾アナの質問については、ツイッター上などで、「(視聴者に)下世話な話を好む人が多勢ってだけだろう」などと理解を示す向きもあったが、疑問や批判の方が多い。
「日本メディアはアスリートをタレント扱いし過ぎる」
「15歳のアスリートに好みのタイプの質問とか恥ずかしい...」
「ピシッと言わない日本女性がこんなおっさんを育ててるんだな」
「日本の当たり前は世界の当たり前ではない」
質問にきっぱり返答したザギトワ選手に対しては、「いいね。マスコミに対してはこうじゃなきゃ」「素晴らしい回答だと思う」「この返し、日本のアスリートもぜひ」と賞賛の声が出ていた。