「土俵で救命」女性、名前公表を固辞 マスコミ要望も...「そっとしておいてほしい」

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今後、非公開での感謝状贈呈を検討

   また、5日のやりとりでは、感謝状の話は具体的には出なかった。女性が名前の公表を望んでいないことから、事態が落ち着いたあと、非公開で感謝状を贈ることを検討している。朝日新聞(ネット版)が6日早朝、「土俵で救命措置の女性、感謝状を固辞『当然のことした』」との見出し記事を配信したが、四方氏は「固辞されたのは名前の公表であり、感謝状を固辞されたという認識はない」とも説明した。

   救命活動にあたった他の女性も一部は把握できているが、真っ先にかけつけた女性が名前の非公表を望んでいるため、他の女性の名前公表も難しいと考えている。

   4日にあった舞鶴巡業で、長年の「女人禁制」方針をうけて、行司が救命活動中の女性らに「女性の方は土俵から降りてください」とアナウンスしたことに対し、実行委は5日、公式サイトで「実行委員会の見解」を公表した。

   一命をとりとめた舞鶴市長の体調を気遣うコメントのあと、

「勇気をもって土俵に上がり、救命に当たられた女性の方には、実行委員会一同、深く感謝しております。ありがとうございました」

と女性たちに謝意を述べた。協会側の行事が行った、問題のアナウンスについては、

「『しきたり』と『人命』では、当然、『人命』が、優先である事は間違いありません」
「長いしきたりと習慣の中で染み付いたものが、とっさに出てしまったのではないかと思われますが、実行委員会としましては、場違いのものであると考えております」

と、批判的な認識を示した。

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