警察に相談→「対応済み」との連絡
千津井さんは、嫌がらせ男性について「なでしこ寿司に対する脅迫でかつて一度警察に逮捕され、執行猶予の判決を受けています」とも明かす。しかし、それでも嫌がらせは一向に止む気配がなかったという。
実際、ある口コミサイトには、この男性が18年3月に書いたとみられる投稿がある。「お前らが俺をこんな目にあわせたんだよな」などの恨み節が続く書き込みには、脅迫容疑で逮捕されたことへの不満を訴える一文もあった。
千津井さんによれば、この男性の一連の行動については再び警察に相談し、本人と接触した警察の担当者からは「すでに対応済みです」という趣旨の連絡を受けているという。
なお、なでしこ寿司のウェブサイトでは4月3日、店の関係者になりすまし、特定の人物を誹謗中傷する書き込みがネット上に出ているとして、
「このような書き込みについて全くの事実無根であり、当方とは一切関係がございません。 この件に関してはしかるべき機関に対処済ですので、ご安心くださいませ」
と説明。その上で、「多くの方にご心配をおかけしたことを、この場をお借りしてお詫び申し上げます」とも伝えていた。
なでしこ寿司が、嫌がらせに関するメッセージを公表するのは今回が初めて。千津井さんは、こうした文書を発表したことや、これまでの嫌がらせについて取材に明かすことを決めた理由について、
「知人やお客様から、ネット上の書き込みなどについてお問い合わせを頂くことが多かったからです。まだお店に来たことのないお客様から心配のお電話を貰うこともあり、より多くの人に事態を知って頂くため、これまでの出来事を公表することを決意しました。これは、店のオーナーとも相談して決めたことです」
としていた。