会場騒然「そんなこと言ってる場合か!」 救命活動の女性に「土俵から降りて」

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「本当に何事もなかったかのように再開されました」

   市長が倒れたことで中断したのは数分間だったという。救護活動を終えて再開したが、アナウンス等については

「その後一切の謝罪や説明などはなく、本当に何事もなかったかのように再開されました」

という。

   人命がかかった状況での「降りて」というアナウンスに対し、女性は「強い怒りと悲しみと不安と...様々な気持ちが入り乱れておりました。なんの説明のないまま(ちゃんと救急搬送されたことも、現場にいらっしゃった警察官の方にお尋ねして初めて知りました)でしたので、暫くは気が気じゃなく、全く集中出来ませんでした」と当時の率直な心境を明かした。

   各メディア報道などによれば、市長は病院に搬送されたが命に別条はない。精密検査を受けるという。また、救命にあたった女性は医療関係者という情報もある。

   一方、日本相撲協会は4日、八角理事長の名義で謝罪文を出した。「とっさの応急処置をしてくださった女性の方々に深く感謝申し上げます」としたうえで、「応急処置のさなか、場内アナウンスを担当していた行司が『女性は土俵から降りてください』と複数回アナウンスを行いました。行司が動転して呼びかけたものでしたが、人命にかかわる状況には不適切な対応でした。深くお詫び申し上げます」としている。

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