有働アナ「型破り」伝説のすべて ワキ汗、すっぴん、阪神応援...

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   NHKらしからぬ、ざっくばらんな言動で人気を博した有働由美子アナ(49)が退局した。発表コメントで、自身について「ヘンテコなアナウンサー」と表現した有働アナは、今後はジャーナリストとして活動するという。

   直近まで出演していた「あさイチ」では、自身の「ワキ汗」や「更年期の悩み」も話題に載せ、番組人気をけん引。プロ野球・阪神のファンであることや酒好きを公言し、過去には略奪愛騒動に巻き込まれたことも。そんな有働アナの「NHKらしからぬ」、愛された言動を振り返る。

  • 2012年11月撮影
    2012年11月撮影
  • 2012年11月撮影

好きな女性アナウンサーランキング、17年は2位

   NHKは2018年4月3日、有働アナが3月31日付で退社したとして、本人コメントを公表した。「こんなヘンテコなアナウンサーを辛抱強く見守り続けてくださった視聴者の皆様に、心からの感謝と御礼を申し上げます」「今後、有働由美子という一(いち)ジャーナリストとしてNHKの番組に参加できるよう精進してまいります」などと思いを述べている。

   有働アナは1991年、NHK入局。大阪放送局を振りだしに、94年以降、「おはよう日本」や「サンデー・スポーツ」「ニュース10」「スタジオパークからこんにちは」など人気番組を相次いで担当。2001年から3年連続で紅白歌合戦の紅組司会を務めた他、何度も五輪キャスターも経験した。07年にアメリカ総局へ転勤、帰国後の10年春から「あさイチ」担当となり、自身の人気を加速させた。12年から4年続けて紅白歌合戦の総合司会も担当した実力派だ。18年3月いっぱいで「あさイチ」を卒業した際は、惜しむ声が相次ぎ、「有働ロス」という言葉もネットで飛び交った。

   その人気ぶりは、「好きな女性アナウンサーランキング」(ORICON NEWS)にも表れており、17年は2位(前年は4位)に躍進し、ORICON NEWSに「NHKアナらしからぬ暴走コメント(!?)もしばしば」と紹介されている。

五輪中継で涙を流しながら...

   入局4年目から担当した「おはよう日本」時代には、阪神が勝つと「やりました、阪神」と、阪神ファンであることを隠そうともしなかった。甲子園球場がテーマになった際に「今後も六甲おろしが景気よく鳴り響いてほしいですね」とコメントしたこともあり、当時からNHKらしからぬ片鱗を見せていた。

   また、五輪の試合中継で涙を流し、スポーツ紙を賑わせたこともあった。2000年のシドニー(豪)五輪の男子柔道100キロ超級決勝で、篠原信一選手が「疑惑の判定」で敗れた際、有働アナは涙を流しながら実況した。一部で「NHKアナウンサーとして如何なものか」といった批判が出たこともあり、帰国会見で「アナウンサーとして未熟でした」と謝罪するはめに。

   この帰国会見で、有働アナが釈明したもう一つの案件は、当時、横浜ベイスターズ内野手だった石井琢朗氏との熱愛報道に関して。石井氏が既婚だったため、「略奪愛」と報じられたが、「私は色気もないし、器量もないと分かっています。略奪されることはあっても、略奪することはありません」と、時折笑顔も見せながら否定。「友人関係だけ」と説明した。

   堂々とした態度での否定会見のお蔭か、お咎めなしで、翌01年からは3年続けて紅白歌合戦の紅組司会を任された。

すっぴん姿を放送され、「聞いてないよう。もうフリーになろうかなあ」

   米国勤務からの帰国後の10年春から担当した「あさイチ」では、時に自身をさらけ出す司会ぶりで人気を高めた。11年5月には、視聴者からの「有働さんのワキ汗は見ていられません」との苦情ファクスを自身で読み上げ、「これから気をつけます」と頭を下げた。この姿勢が「潔い」として評判となり、各種メディアが報じた。「ワキ汗」ネタは17年6月にも取り上げ、この際は、男性対象の、ある調査結果に対し、

「ワキ汗をかいて頑張っている女性を信用できないなんて...。(そんな男性は)こっちから願い下げだけどね」

と切って捨てた。こうした対応にツイッターでは賞賛の声が寄せられた。

   「あさイチ」ではこの他、16年2月に自身の「すっぴん」映像を放送されてしまった際に「聞いてないよう。もうフリーになろうかなあ」とおどけて見せたり、17年11月には、40歳の時に更年期と診断されたことを明かしたりした。こうした率直な姿勢は、コンビを組んだV6の井ノ原快彦さんとの軽妙なやり取りとも相まって、好感を持って視聴者に受け止められた。

   熱愛報道でも何度もマスコミを騒がせている。13年11月、年下の青年実業家との熱愛が報じられ、交際は認めた。その後、17年秋にこの男性との結婚を否定したことで「破局」報道も流れたが、18年2月22日には、女性自身(ネット版)が、2人の交際は続いており、「3月入籍説」も周囲で出ている、との情報を伝えていた。

   NHKの看板をはずした有働アナをめぐっては、早速、民放テレビ局や芸能事務所が争奪戦を始めている、政界からも注目されている、といった報道が出ている。

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