NHKらしからぬ、ざっくばらんな言動で人気を博した有働由美子アナ(49)が退局した。発表コメントで、自身について「ヘンテコなアナウンサー」と表現した有働アナは、今後はジャーナリストとして活動するという。
直近まで出演していた「あさイチ」では、自身の「ワキ汗」や「更年期の悩み」も話題に載せ、番組人気をけん引。プロ野球・阪神のファンであることや酒好きを公言し、過去には略奪愛騒動に巻き込まれたことも。そんな有働アナの「NHKらしからぬ」、愛された言動を振り返る。
好きな女性アナウンサーランキング、17年は2位
NHKは2018年4月3日、有働アナが3月31日付で退社したとして、本人コメントを公表した。「こんなヘンテコなアナウンサーを辛抱強く見守り続けてくださった視聴者の皆様に、心からの感謝と御礼を申し上げます」「今後、有働由美子という一(いち)ジャーナリストとしてNHKの番組に参加できるよう精進してまいります」などと思いを述べている。
有働アナは1991年、NHK入局。大阪放送局を振りだしに、94年以降、「おはよう日本」や「サンデー・スポーツ」「ニュース10」「スタジオパークからこんにちは」など人気番組を相次いで担当。2001年から3年連続で紅白歌合戦の紅組司会を務めた他、何度も五輪キャスターも経験した。07年にアメリカ総局へ転勤、帰国後の10年春から「あさイチ」担当となり、自身の人気を加速させた。12年から4年続けて紅白歌合戦の総合司会も担当した実力派だ。18年3月いっぱいで「あさイチ」を卒業した際は、惜しむ声が相次ぎ、「有働ロス」という言葉もネットで飛び交った。
その人気ぶりは、「好きな女性アナウンサーランキング」(ORICON NEWS)にも表れており、17年は2位(前年は4位)に躍進し、ORICON NEWSに「NHKアナらしからぬ暴走コメント(!?)もしばしば」と紹介されている。