韓国の男性グループ「東方神起」の音楽ビデオに問題があったとして、所属事務所「SMエンタテインメント」の日本法人は2018年4月3日、謝罪文を公式サイトに掲載した。
ビデオに登場した世界地図のCG(コンピューターグラフィックス)上で、日本が削除されていたためだ。
ファン「とても残念で悲しい」
東方神起は04年に韓国でデビュー。日本でも翌年から活動を始め、女性を中心に人気が高い。
メンバーが兵役のためしばらく活動を休止していたが、それから約2年後の17年8月に活動再開。今回問題視されている音楽ビデオの曲『Love Line』は、再始動後初となるアルバムに収録されている。
動画が4月3日にユーチューブで公開されると、ツイッター上では非難が殺到。ファンとみられる日本人のユーザーからも、
「日本のない世界地図を、東方神起のMVで見るとは思わなかった。私はふたりの事が嫌いじゃなかったから、とても残念で悲しい。隣の国の事を大事に思っていないのは、私達の方じゃないよ」
「東方神起の地図の件。これはMVの制作者の責任だけど、よりによってなぜ日本を好きでいてくれる東方神起に起こったのか...」
と残念がる声が少なくなかった。
事務所「編集過程で問題」
SMエンタテインメントジャパンは同日、公式サイトに謝罪文を掲載。「ミュージックビデオの制作会社であるFantasyLabのCG編集過程で問題があったことを確認致しました」と経緯を説明し、
「本件に関しまして、事前確認ができておらず、ご迷惑をおかけいたしましたことを心からお詫び申し上げます」
と陳謝した。
4日現在までに、日本を含む世界地図が表示される「修正版」が再投稿されている。