問題のファンは謝罪「とても悪いことをした」
原爆を揶揄するような野次を飛ばした男性に対しては、カープファンから「人間として最低だよ」「怒りより悲しみがこみ上げてくる」などの非難が殺到。さらには、中日ファンからの間でも、「同じドラゴンズファンだと思いたくない」との意見が相次ぐ騒ぎとなっていた。
こうした反応を受けて、男性は2日夕に更新したツイッターで、「大変申し訳ございませんでした。不愉快な野次を飛ばしてしまい、広島ファン、中日ファンの皆さん本当に申し訳ございません」と謝罪。その上で、
「カープファンは敵だし、一緒のチームを応援してるわけでもないから、どうでもいいという風に考えていました。でも、後からいろんなカープファンが僕のことで悲しんでいたり怒っていたりしていたので、とても悪いことをしたと感じています」
とも「反省」した。なお、不適切な野次を飛ばした原因については、「開幕2戦は本当にいつもより酒が入ってしまっていて、乱暴になっていました」としていた。
広島カープ球団の広報担当者は3日、J-CASTニュースの取材に対し、野次を飛ばしたファンへの対応について、
「現時点では(球団として)当事者を特定できていないため、具体的な対応を取ることは難しいと考えています」
と回答。球場の警備会社にも確認をしたというが、今回の野次について周囲の観客から苦情などは出ていなかったそうだ。
また担当者は、今回のような野次について「悪質なケースでは、退場を命じることもございます」と注意喚起。続けて、ファンに対しては、
「マツダスタジアムを訪れた皆さんには、安心して楽しく観戦して頂ければと考えております。もし悪質な野次など迷惑行為を発見した際には、すぐに近くのスタッフや警備員に報告をして頂ければ幸いです」
と訴えていた。