作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(95)がテレビ番組で人の悪口について語った言葉が、ツイッター上などで反響を呼んでいる。
瀬戸内さんは、400冊以上を出す売れっ子作家として知られるほか、僧侶としての法話には、500人ほども集まる。
ベストセラーを出した美人秘書を諭す
日本テレビ系バラエティ番組「人生が変わる1分間の深イイ話」は、2018年4月2日夜の放送で、「生き仏様」と呼ばれるというこんな瀬戸内さんの日常を紹介した。
昼間からビールを飲み、美意識も高くて毎日顔パックをするという、自由奔放な私生活を送る一方、終活にも取り組んで、邸宅3軒などの財産管理に頭を悩ましているという。
最近は、瀬戸内さんに8年仕える美人秘書の瀬尾まなほさん(30)との活動が脚光を集めている。瀬尾さんは、秘書の日常をつづったエッセイ「おちゃめに100歳!寂聴さん」(光文社刊)を17年11月に出して、18万部のベストセラーになった。
番組では、瀬戸内さんは、瀬尾さんの作家としての才能を高く買っていると明かしたが、瀬尾さんは、世間からの誹謗・中傷が増えたことに悩んでいるという。「お前なんてすぐ飽きられる」「先生のコバンザメ」などといったものだ。
これに対し、瀬戸内さんは、「チャンスを逃したらね、もうダメなの」と瀬尾さんに呼びかけ、こう諭した。