米韓合同軍事演習、半島情勢に配慮? 期間短縮、空母など不参加

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   米韓両軍は2018年4月1日、平昌冬期五輪・パラリンピック開催のため延期していた定例の合同軍事演習を開始した。米軍の原子力空母や戦略爆撃機を動員した前年の演習と異なり、空母などの参加を見送る。4月27日の南北首脳会談や、5月までに開催する米朝首脳会談を控える中、米韓が北朝鮮を過度に刺激しないよう配慮との見方も出ている。

   戦術を確認する野外機動訓練「フォール・イーグル」を同日から約1か月間、有事を想定した指揮所演習「キー・リゾルブ」を4月中旬から約2週間、実施する。例年は約2か月にわたって行われるが、今回は約1か月と短くなる。

   菅義偉官房長官は4月2日の記者会見で、合同軍事演習の開始について「重要な抑止力だ。北朝鮮への最大限の圧力を維持する観点から、米韓両国が着実に実施していることは評価したい」と述べた。

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