「『自分の妻を一人の人格として認めていない』ことだから」
田嶋氏は自身の公式サイトのプロフィールで「フェミニズム(女性学)の第一人者」と記述しているように、フェミニストとして知られる。その人物が上記の表現を用いたことに、ツイッターやネット掲示板では疑問が噴出し、
「女性の人権や自由を訴えてきた田嶋氏が、昔の表現としながらも『女の腐ったのみたいじゃん』は問題発言でしょう。ご自身の今までの活動すら否定しかねない発言には疑問を感じざるを得ない」
「普段から女性の権利がどうのこうの言うてる奴が『女の腐ったよう』とかいう言葉出てくるの自己矛盾も甚だしいわ」
「それ、田嶋さんが一番言っちゃいけない発言じゃね?」
「フェミニストの発言とは思えない」
といった書き込みが相次いだ。
耳目を引いた田嶋氏の発言は他にもあった。森友問題の解明のため野党が「安倍昭恵・首相夫人の証人喚問」を求めているのに対し、安倍氏は固辞している。番組司会の辛坊治郎氏(61)は「妻を証人喚問に出すのを認めるのは、昔の男・夫の気持ちからすると、それは男としてどうよというのが絶対あると思う」と推量した。これに田嶋氏は
「昭恵さんを、自分の妻を(証人喚問に)出さないと皆さんおっしゃるけど、やっぱりそれって『自分の妻を一人の人格として認めていない』ことだから」
と反論した。スタジオからは「そっちか...」と、不意を打たれたような声がもれていた。
このような論を展開した田嶋氏だが、ネット上の一部では「そこが田嶋陽子のなんか憎めないところなんだろうな」「これは台本な気がする」と、発言をあまり真に受けていないようなユーザーもいた。