音楽のDL販売はオワコン? ストリーミングサービス拡大の裏でダウンロードがCD以下に

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   CDからダウンロード、そしてストリーミングサービスが登場して大きく様変わりした音楽産業が、再度の大きな転換を迎えそうだ。

   アメリカレコード協会(RIAA)が2018年3月22日発表した2017年の音楽産業の収益報告によると、ストリーミングの割合が更に上昇して収益の65%を占める一方、CDなどの収益(17%)がダウンロード販売(15%)を上回るという、特徴的な傾向が生まれている。加えて、アップルミュージックの関係者がダウンロード販売の終了を示唆するなど、音楽産業に更なる変化が訪れそうだ。

  • ダウンロード販売がCD以下に(画像はイメージ)
    ダウンロード販売がCD以下に(画像はイメージ)
  • ダウンロード販売がCD以下に(画像はイメージ)

収入の6割はストリーミング

   RIAAの発表によると、昨今盛り上がりを見せているストリーミングサービスは成長を続け、17年の音楽産業の収益の約6割を占めるまでになっている。ストリーミングサービスによる収益は14年には18億ドルだったものの、15年は23億ドル、16年は4億ドル、そして17年には57億ドルまで規模を拡大した。

   SpotifyやApple Music、Amazon Unlimitedといった有料の定額聞き放題プランのユーザーは前年から約1.5倍の3530万人に大幅に増加し、収益額は40億ドルを超え、収益の軸となっている。

   こうしてストリーミングサービスが勢力を伸ばす一方で、ダウンロード販売とCD販売には逆転現象が起こっている。

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