「前原さん、辞世の句は未だ早いです!」 散る桜と希望と民進と...たそがれる「元代表」の今

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   民進党が希望の党との合流を模索する中、2017年秋の衆院選で民進党が分裂する原因になった希望の党の前原誠司衆院議員が、思わせぶりなツイートだ。ほとんど散りかけている桜の写真とともに、壮絶な最期を遂げたことで知られる歴史上の人物・細川ガラシャの辞世の句を紹介している。

   自らが代表を務めた民進党とガラシャの運命を重ね合わせた可能性もあり、「頑張りましょう!」という声が飛ぶ一方で「政界退場でOKです」といった冷ややかな声も多い。

  • 前原氏は細川ガラシャと自分の政党の運命を重ね合わせたのか(2017年9月撮影)
    前原氏は細川ガラシャと自分の政党の運命を重ね合わせたのか(2017年9月撮影)
  • 前原氏は細川ガラシャと自分の政党の運命を重ね合わせたのか(2017年9月撮影)

「希望」は旧民進&保守系に分党へ

   前原氏は18年3月29日夜、芝公園から桜越しに東京タワーを見上げる写真つきで、

「葉桜になり始めていますが、まだ大丈夫です。散り始めると悲しくなりますが、細川ガラシャの辞世の句を思い出します。『散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花は花なれ 人は人なれ』」

とツイートした。ガラシャは明智光秀の三女で細川忠興の正室。関ケ原の合戦を直前に控えた1600年8月、西軍の石田三成の兵が細川屋敷を襲い、家老に介錯させて命を絶ったとされる。

   ちょうど2018年3月29日には、民進党が「『新しい民主党』をつくる」と題して、民進党を存続政党として希望の党の議員に合流を呼びかける構想を発表したばかりで、希望の党は3月30日午前に開いた臨時役員会で、分党に向けた協議を始めることを決めた。大きく、玉木雄一郎代表を中心とする旧民進党グループと、松沢成文参院議員を中心とする保守系グループに分かれるとみられている。

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