「うやむやにすると、じゃああの件は一体何だったんだ、となりかねない」
やく氏は
「捨て置かれた形になった内閣府に告発した事柄を、いくら取り下げたとはいえ、吟味し直す必要が八角内閣にはあろうかと思います。八角親方が理事長に再選したとはいえ、自分が(理事長で)いる間に起きたことですから、これでうやむやにすると、じゃああの件は一体何だったんだ、となりかねない。これは吟味し直す必要が当然あろうかと思います」
と訴えた。
貴乃花親方が三月場所前、内閣府公益認定等委員会に提出し受理された「告発状」。貴乃花親方はブログで、元日馬富士暴行事件の協会による調査が第三者によるものでなかったこと、その後同親方は理事解任処分を下されたが解任事由に当たらないと考えていることなどから、公益財団法人としての相撲協会の運営に「重大な疑義」があると指摘したとしていた。だが同親方は28日、この告発状を取り下げる旨を内閣府に文書で伝えたと発表している。
こうした告発の内容について、やく氏は番組で、
「八角理事長は現実にできること、再検証の余地はありやなしやということは言明していただきたい」
と求めていた。