「すべての業種の人々に対し不勉強で非礼な物言い」
デーモンさんはそもそもの原則論として、無許可で「『明らかに誰か(何らか)の扮装と分かる姿』を『何らかの宣伝に使う』や『それを使用したものを販売する』」ことは「基本的にアウト」であると解説する。
「この約束事を曖昧にすると、あらゆる広告業やライセンス業が成り立たなくなる、崩壊する、吾輩に限らず」
今回の「デーモン風高杉」については、デーモンさんの名前も含めて番組のサイトに掲載、有料配信されている番組動画の「宣伝」として使われていたとデーモンさんは主張し、漫画などで「お遊び」程度にパロディー化されるのとは話が違う、とする。したがって「寛容ではない」「大人げない」「喜ぶべき」といった意見は、
「全くピント外れであり、かつ権利やライセンスを扱うすべての業種の人々に対し不勉強で非礼な物言いであることを自覚してもらいたい」
さらに後段では、「明らかに吾輩の姿をした者」が選挙の応援演説や店舗の広告などに登場した事例なども引きつつ、無断販売されるグッズ、「モノマネ番組」や「コピーバンド」などについて、それぞれの「線引き」をかなり具体的に説明している。場合によっては「苦言」「文句」も言う、とする一方で、制作者側への理解もにじむ文章だ。