NHKも「書き換え」から「改ざん」へ――学校法人「森友学園」に関する財務省決裁文書の内容の一部が変更された問題で、NHKが表現を変えることを明らかにした。
新聞の大手紙の多くは、既に「改ざん(竄)」との表現を使っていた。
朝7時のニュースでは「書き換え」だった
NHKは2018年3月27日正午のトップニュースで、改ざん当時の財務省理財局長だった佐川宣寿・前国税庁長官の参院予算委員会での証人喚問の模様を伝えた。この際、画面に映った文字表記では「『森友』文書改ざん」となっており、高井正智アナウンサーも「森友文書改ざん問題をめぐり~」と切り出した。
その後、予算委でのやりとりを放送した後、高井アナが
「NHKではこれまで、決裁文書の『書き換え』と表現してきましたが...」
と説明を始め、この日の佐川氏の証言(「書き換え」が理財局内で行われた、との認識を示す)などを受け、
「今後は、『書き換え』ではなく、『改ざん』と表現することにします」
と宣言した。
実際、同じ27日の朝7時のNHKニュース(おはよう日本)では、文字表記でも和久田麻由子アナが読み上げる表現でも、「書き換え」になっていた。