定食チェーン「やよい軒」高槻店(大阪府)に2018年3月25日、人気ゲーム「アイドルマスター」のファンが集結した。店側によれば、一時は100人以上の行列ができるほどの大盛況だったという。
行列客の目的は、アイマスの人気キャラ「高槻やよい」の誕生日を祝うこと。同店がキャラの名前にちなみ「聖地」とされているためで、ファンの間では数年前から続く恒例イベントとなっている。
さらに今年は、やよい軒の運営会社もこの日の生誕祭にあわせた企画を展開。限定メニューの提供や来店記念のカードを配布するなど、アイマスファン向けのサービスを実施したのだ。
店舗側の「想像をはるかに超える」来店者
高槻やよいの誕生日にあたる25日、高槻市駅近くのやよい軒では多くのファンが昼前から行列を作った。店頭には、「ご来店、誠にありがとうございます」というメッセージと日付が書かれたボードが置かれていた。
ただ、店内にはキャラのポスターなどは一切ない。あくまで、繋がりは名前が似ているということだけ。それにも関わらず、数百人のファンが全国から自主的に店に集まったのだ。
当日の様子について、やよい軒を運営するプレナス(福岡市)の広報担当者は26日、J-CASTニュースの取材に対し、
「今年は日曜日ということも影響したのか、想像をはるかに超えるお客様に来店いただきました。朝8時30分には、お客様の行列ができていたとの報告を受けています。その後、11時頃には100人を超える行列となっていたようです」
と話す。
ボードの掲出は数年前から続けているが、今回はこの日の店舗限定での企画も初めて実施した。まず、高槻やよいのイメージカラーのオレンジでデザインした来店記念カードを先着1000人に配布。このカードも、キャラのイラストなどは一切なく、シンプルな図柄になっている。
また、過去に販売していた「厚切りカルビ定食」も復刻販売。このメニューを選んだ理由について広報担当者は、
「高槻やよいさんがもやし好きという縁から、もやしを沢山使う『厚切りカルビ定食』をチョイスしました」
としていた。限定メニューは400食を用意していたが、14時過ぎにはすべて完売したという。